今回は、これから語学学校に留学を検討をされている方の、
「どのように語学学校を選べば良いかわからない!」
という悩みを解決する前提で、私の経験をご紹介します。
他の投稿(ホストファミリーの選び方)でもご紹介しましたが、私はこれまで、カナダとアメリカで語学学校に通った経験があります。
その経験から、下記の基準で選ばれることをお勧めします。
(留学先の国は決定されているという前提です)
- 留学の目的に沿ったカリキュラム
- 授業以外のサポート
- 生徒の出身国分布
- 学校の規模・立地
留学の目的に沿ったカリキュラム
一番大切な基準になると思います。
多くの場合、英語圏の語学学校では、通常のグループでのクラスに加え、マンツーマン、英語資格の準備、大学(院)への留学支援、ビジネス英語、フィールドトリップなどがあります。
グループでのレッスンに関しても1クラスあたりの人数や、講師の経歴等も事前にチェックされることをお勧めします。通常、Webで確認ができます。
私の場合、1度目は大学時代の夏休みに6週間、カナダで短期留学しました。
留学の目的は「会話中心で、他の生徒とワイワイ楽しみながら、自分の視野を広げたい」でした。
同じような年代の友達が出来れば良いと考えていたことと、余裕があればバンクーバーだけではなく、トロントにも滞在したいと考えていたので、どちらの都市にも校舎があるLSI Language School (Vancouver)という語学学校にしました。
結果的に、バンクーバーでの生活が充実しすぎて、トロントには行きませんでした。
また、メキシコから来ていた生徒と、とても仲良くなり、帰国後もメールで連絡を取り合っていました。
2度目は、日本で数年間勤めた会社を辞めて、アメリカの大学院に入学する直前に語学学校に通いました。
期間は3ヵ月で、「入学までの英語向上と、生活の準備」が目的でした。
アメリカの大学院では、グループディスカッションやプレゼンがメインだと聞いていました。
そのため、ビジネス英語のカリキュラムが充実している語学学校を選びました。
アメリカでは、St. Gile Internationalという学校に通いましたが、残念ながらコロナの影響でアメリカの学校は閉校となったようです。
余談ですが、個人的な意見としては、St. Gilesに通っていた生徒は、総じて英語レベルが高かった印象です。
St. Giles本校が英国にあるため、在籍生徒の多くがヨーロッパからの生徒でした。
ヨーロッパの場合は、近隣の国々と陸続きのため、普段から複数言語を話す機会が多いようです。
特にスイス人は、国内でも4つの公用語(ドイツ語、フランス語、イタリア語、ロマンシュ語)があり、言語の習得能力に長けているのでしょう。
また、ヨーロッパの場合、夏季休暇(バカンス)が5~6週間あるようで、休暇を兼ねてスキルアップを目指すために、学校に通っていた現役社会人の生徒も多く、年齢層も多様でした。
授業以外のサポート
主に、留学先での滞在サポートとなります。
私の場合、1度目の留学はエージェントを使用せず、自分で手配したため、学校にホームステイの手配もお願いしました。
数ヶ月以上滞在される場合は、ホストファミリーとの関係がうまくいかない場合や、途中で他の生徒とルームシェアすることになった場合に、現地でのホストの変更・キャンセルが必要になります。
私は変更したことはありませんが、ホストの変更はよくあるようです。
中には、ホストファミリーのベビーシッター的なことをやらされる、という理由でホストを代えてもらった生徒もいました。
学校で手配してもらう場合、実績があるホストが多く、変更等の手配も時差がなく、スムーズです。
また、学校によっては生徒による週末の観光や旅行の手配を請け負ってくれる場合もありますので、サポート内容も重要な項目です。
生徒の出身国分布
「留学するからには、日本人が少ない方が良い」と思われる人も多いのではないでしょうか。
私のように、「出来るだけ多くの国の人と交流したい!」という人も多いと思います。
通常、各学校は生徒の分布をStudent Demographics という項目で公表してます。
この記事の投稿時点でLSIのHPを調べたところ、日本人の比率が13%とかなり高くなっていました。
私が留学した当時は、少なくとも1ケタ台だったと思います、、、、。
ご参考までに、LSIのリンクを貼り付けています。
https://www.lsi.edu/en/schools/canada/learn-english-in-vancouver
私が在籍した当時も、中南米とドイツからの留学生が多かった印象です。
学校の規模
Google で調べただけでも、かなり多くの語学学校が検索されます。
留学の手配には数ヶ月を要しますが、特にご自分で手配される場合は、実際に留学するまでに学校が閉校されたり、そもそも実在しなかったり(詐欺)、というリスクがあります。
必ずしも規模が大きく、存続期間が長い学校であれば問題ない、ということはありませんが、ある程度、経営が安定していそうな学校を選ばれることをお勧めします。
私も1度目の留学は自分で手配したため、Google Street Viewでビルの外観をチェックし、学校が実在することを確認しました。
上記の通り、2度目に留学した学校は閉校となりました。
ご自分で手配される場合は、メールだけでなく、1度は電話で連絡を取られることもお勧めします。
また、留学先で別の都市に移りたい、という場合にも同国内で複数校、運営されている学校が良いでしょう。
他の学校に移る場合、入学金が別途発生してしまいますし、入学手続を2度する必要があります。
立地に関しては、多くの語学学校が都市部にあります。
ただ、少なくともカナダとアメリカに関しては、いわゆる都市部(ダウンタウン)内で、ホームステイを受け入れているケースは稀だと思います。
従って、公共の交通機関が無ければ、移動の大部分をホストファミリーに頼ることになりますので、週末の活動が限定される場合もあります。
そのため、学校の場所だけでなく、ご自身の滞在先から語学学校までの移動手段に関しても事前に確認しましょう。
こちらでご紹介した内容が、語学学校選択の一助になれば幸いです!