スキル

英語力の維持「英語は絶対、勉強してはいけない!」編

私事でもあるのですが、留学や駐在を終えて、日本に帰国後、せっかく身につけた英語力の維持に頭を悩ませている人も多いのではないでしょうか?

そこで今回オススメするのが、大学院留学のために渡米を控えていた当時、親友がプレゼントしてくれた、「英語は絶対、勉強するな!」(サンマーク出版)という本で紹介されている英語学習法です。

複数シリーズがあり、「英絶」とも呼ばれているようです。

発売は2002年なので少し古い本です。

実は、この本は留学当時の私の英語学習にとって、バイブル的な本となりました。

会話・聞き取り等の日常でのコミュニケーションに大きな不安を抱えて私にとって、この本で紹介されていた勉強方法は、一番役に立ちました。

ただ、アマゾンのレビュー等でも書かれていますが、この本で紹介されている学習方法に関しては、効果を実感するまでに結構な期間を要するため、継続することが必要となります。

そのため、初学者の方にとって、ただ何となく「英語を上達させたい」という目的では継続が難しいのではないか、と思います。

一方、私のようにどちらかというと身につけた英語力を維持したい、という方にとっては、かなり効果的な学習方法であると思います。

理由をご説明する前に、簡単に「英絶」で紹介されている方法は下記です。

  1. 付属CDや他のリスニング教材を使用して聞き取った内容を書き取る
  2. 書き取った内容を音読する(スペリング等は気にしない)
  3. 分からなかった単語を英英辞典で調べる  
    (辞典の説明文で不明な単語が出てくれば、更にその単語を調べるという忍耐ループ)
  4. 映画やテレビを見て、聞き取り・音読
  5. 英字新聞の音読

この方法を踏まえて、英語力維持に効果的な理由を説明していきます。

英語力の維持という目的は長期的で不明確

当時の私のように留学を控えている方や、海外駐在に行く、等の明確な目的が無い場合、この本で紹介されている学習方法を実践するには正直かなりの忍耐力を要します。

一方で、どちらかというと既に身につけた英語力を維持したい、という方にとっては、①~③は確認程度の作業となるため、④の映画やテレビの聞き取り・音読をメインに出来るため、エンタメ性があります

私個人的には分からない単語を英英辞典で調べる、という作業を習慣づけることが一番効果的だと感じています。

最近では、Google の音声検索を活用して単語の意味を調べ、発音の確認にも活用しています。

私個人的には「映画よりはTVドラマ派」で、特に日常に近い舞台設定のモノが良いと思います。

歴史モノやサイエンス系は、私にとっては分からない単語が続発で、ストレスでした。

意外とアクション系は、そもそも会話が少ないので、ストーリー自体を理解できる、という意味でのストレスは少ないです。

私はコメディーが好きなので「The Office」「Friends」を繰り返し見ていました。

created by Rinker
¥20,958 (2024/12/22 17:08:38時点 楽天市場調べ-詳細)

どちらもシリーズ10まである長編で、日常生活に近い舞台設定のTVドラマです。

一人で実施可能

この本で紹介されている学習方法は、一人で実践できます。

英語力の維持という目的達成のためには、長期で継続することが不可欠です。

スクールに通えれば良いのですが、費用もかかりますし、スケジュール確保が必要となります。

私の場合は、自分の習い事よりは子供の習い事優先、、、となってしまいますので、旅行、仕事でアウトプットの場をたまに設定しつつ、普段は自分で(苦労せず)継続学習というスタンスです。

音読は意識しないと実践しない

日本に帰国後、仕事で日頃から英語を使用される場合を除き、圧倒的に機会が減るのが、会話だと思います。

私のようにスクールに行かないことを前提としている場合、「音読」(話す)が唯一のアウトプットの機会です。

最終的に、聞き取り→書き取り→音読を意識してTVや映画をみると、「文脈から何となく理解しているが、意味が合っているか分からない」という単語が気になりだします。

聞き取れない・知らない単語を、放置しておくと、その単語に次に遭遇した際も聞き取れない・知らないままなので、どうしてもストレスを感じてしまいます。

調べることで自分の 語彙力の改善にもなります。

まとめ

私のように、どちらかというと身につけた英語力の維持を目的にされている方にとって、「英絶」の学習方法はとてもお勧めです。

聞き取り→書き取り→音読のループを頭の片隅に意識するだけで、英語力の維持にとても効果的です。

私は2度目にアメリカに引っ越して来る前に、日本で数年間住んでいました。

その時も、この本で紹介されている勉強法を継続していましたが、日本に引っ越して1年後に会社の昇格試験の為にTOEICを受けたところ、満点を取る事ができました。

「これから英語を勉強します!」という方向けのご紹介にはなっていませんでしたが、私と同じような悩みを持たれている方の一助になれば幸いです!