もし、現職で駐在の機会が無いのであれば、私であれば転職してでも駐在に行くことを希望します。
簡単に私の経歴ですが、アメリカ在住歴10年以上、大学院留学を経てアメリカで会計事務所に就職。
その後、日本に本帰国・転職し、現在は駐在員として再びアメリカに住んでいます。
日本企業に転職の際は、駐在に行ける可能性が高い企業を軸に選びました。
ずばり、海外駐在をお勧めする理由は下記です。
- 給与が増える
- 転職・出世に不可欠
- 人生経験が豊かになる
- 貯蓄・投資の国際分散ができる
- 最終的に帰る場所がある
給与が増える
職位が上がる
給与の増加額に関しては各社で差があると思いますが、駐在員の場合、日本での職位より上位の役職に就くことが殆どです。
多くの場合、駐在員は海外拠点では経営層扱いになります。
私の場合、駐在に来る前は日本でヒラでしたが、駐在先では現地子会社の部長職扱いとなり、給与も2倍近くになりました。
勿論、国によって物価も違いますので、生活費も増減することは事実です。
諸手当が付く
私が勤めている会社では、留守宅手当、海外での住居手当、自動車手当、教育・医療補助等が支給されます。
また、日本で購入した物を駐在先国に送付する送料も会社が負担してくれます。
私の上司は、お子さんが現地で大学に通われており、学費の大部分が教育補助でカバーされている方もいらっしゃいます。
また、駐在される国によっては、ハードシップ手当も別途支給される国もあります。
転職・出世に不可欠
日本企業の海外売上高比率の増加
今後、お勤めの企業で出世を目指されたり、転職をお考えたの方にとって、海外経験は重要になってきます。
少し古いデータですが、2018年現在で日本企業の海外売上高比率は約6割とのことです。
(出典:https://www.jetro.go.jp/ext_images/world/gtir/pdf/outline_2019.pdf)
その為、現在お勤めの会社でずっと勤務される場合も、国内の事情しか知らない、ということでは出世される際の足かせになる可能性が高いです。
仮に転職をお考えの方で、特に大手企業をご希望の場合は、海外経験は必須といっても過言ではありません。
上記の通り、駐在されると恐らく日本での職位よりは上位の職位に就くことになります。
「上位の職位を、しかも海外で経験した」ということは、転職の際には必ずプラスになります。
駐在中は、職位の上昇に伴い、日本でお勤めの場合より裁量権も増えます。
語学力が不安な方に朗報?かもしれませんが、私の場合アメリカに住んでいますが、職場では様々な国籍の従業員がいます。
特に私の職場ではインド出身者が多いです。
彼らの英語アクセントの強さには、未だに慣れずにいるのですが、日本人も同様で、ようは伝えようとすることが大切で、過剰に語学力を不安視されることは無いと思います。
慣れるまでは、会話力の不足をホワイトボード等の活用で文字やビジュアルを使って補えば良いと思います。
日本の人口減少と市場縮小
また、今後、日本の人口は減少すると言われています。
下図は、統計局が公表している日本の人口推移です。
(出典:https://www.stat.go.jp/data/jinsui/new.html)
2055年には1億人を下回るという推計もあるようです。
ということは、日本の国内市場も縮小することになります。
その為、企業としても今後海外売上への依存度がますます高まっていくと予想されます。
人生経験が豊かになる
家族の絆が強まる
私には小学生と幼稚園の子供がいます。
日本では意識しないような事でも、海外であれば語学力の問題から、かなりの労力を要することがあります。
病院の予約や、学校の入学手続き、行政の手続き等です。
普段生活の些細なことが学びと苦労の連続で、家族皆で苦労を分かち合います。
海外で生活していると、日本で暮らしている時より、家族で過ごす時間も増えます。
私の場合、アメリカで住んでいる方が、妻と喧嘩する事が多いです、、。
ただ、歳をとってから振り返ると良い思い出だったと言える日が来ることを信じています(笑)
子供が多様な経験を積める
私はアメリカに住んでいますが、流石、人種のるつぼアメリカで、職場でも学校でも、様々な国籍の人がいます。
外食する際の選択肢も、国籍の多様性という観点からは日本の比ではありません。
子供が幼少期から多様な環境を経験できるのは駐在の一番のメリットです。
勿論、これは大人目線で、ウチの子供も最初は学校に行くのを嫌がっていました。
子供の適応力はすごいもので、1年も経つと私の英語の間違いを指摘してくるほど成長しました、、、。
貯蓄・投資の国際分散ができる
駐在中の給与は外貨で稼得
私は普段から株・債権・オプション・コモディティ等に投資しており、個人的にも投資には興味があります。
当然なのですが、駐在した場合、給与は現地通貨で支払われます。
これだけでも、日本円だけで所得を得るより資産リスクは軽減されます。
私の場合は、常に一定資産は外貨で保有していますが、ご帰国後も駐在先の国で銀行口座を保有することが可能であれば、お持ちの外貨に対して円が安くなったタイミングまで待って日本に送金することでリターンを得る事が出来ます。
日本の預金金利率の低さ
銀行の預入・貸出金利に影響を及ぼす、各国中央銀行が設定する政策金利を国別に比較すると下図の通りで、日本はかなり低い国の1つです。
(出典:https://mst.monex.co.jp/pc/ITS/report/MonexFxCmsReportNotLogin.jsp)
例えばですが、アメリカと日本で銀行に1万円預け入れたとして、10年後の差は歴然です。
仮に本帰国後には駐在されていた国で銀行口座を維持できなくても、駐在期間中だけでも日本で預けるよりはお金が増えると思います。
最終的に帰る場所がある
駐在員の場合、最終的には日本に帰ることが保証されています(100%では無いかもしれませんが、、、)。
仮に、駐在期間中のご経験が、どれだけヒドイものであったとしても、最終的に本国に帰還できます。
以前、私がアメリカの会社を辞めて日本企業に転職した一番の理由が、日本での公的年金の受給権でした。
私がリタイアする頃には幾らもらえるか分かりませんが、、、、。
最終的に老後は日本で暮らしたいと考えていた私にとって、この年金問題がかなり懸念材料でした。
当時は25年以上の納付期間が必要だったのですが、2017年に要件が改正されたようで、今は10年以上納付期間があれば、老齢年金を受け取ることが出来るようです。
最終的に帰る場所(日本)がある、というのは安心感が違います。
まとめ
以上、かなりバイアスの掛かった内容であったかもしれませんが、私としては機会があれば、駐在はチャレンジされるべき、と考えています。
- 給与が増える
- 転職・出世に不可欠
- 人生経験が豊かになる
- 貯蓄・投資の国際分散ができる
- 最終的に帰る場所がある